なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

コーヒーとドーナツ

たくさんの種類が出ているけれど、ドーナツはシンプルなものがいちばん好きだ。トッピングやフレーバーはなくてよい。おいしいコーヒーがあれば、なおよし。自家製ドーナツを出す珈琲店が京都と大阪にあり、行くと必ず注文する。ドーナツは素朴な味はもちろ…

今週もお茶のお稽古に行く動機

穴があったら入りたくなるまぬけな失敗や、 先方の機嫌を損ねる失態をかさねる八方ふさがりな日々。 そんなときこそ必要な存在!それがお茶のお稽古なのかもしれない。 ふさぎ込んだ気持ちを上昇させてくれる、 とまではいかないけれど、少し距離をとるきっ…

寒さの底

寒さが底となる大寒のまっただ中。最低気温0.8度だともっと寒い地域はたくさんあるだろうが、慣れてない身にはしみる。自転車を10分、20分、30分と走らせても寒さは続く。足先や手先まで温もらず、思いっきりペダルを踏み込めない。道すがらに見かける人気…

映画『365日のシンプルライフ』

フィンランド人の青年ペトリが 幸せを見つけるために、ある実験を始めた。 ルールは4つ。 ルール1.自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける ルール2.1日に1個だけ倉庫から持って来る ルール3.1年間、続ける ルール4.1年間、何も買わない モノをすべて預けた空っぽ…

梅田で垂直の旅

年始にグランフロント大阪の高層階を訪れる機会があった。ホテルの20階。全面ガラス張りのフロントの向こうには、あいだを遮る建物がなく、新梅田シティのビルもよく見える。高いところに行くだけで、見慣れた風景も新たに感じられる。いつも地上であくせく…

映画『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』

5台の隠しカメラで撮影された映像を見ていると、 神聖な時間をのぞき見しているような静かな高揚感を覚えた。 ピーター・ブルックは「現代演劇界の神様」とされる演出家。 彼のもとにあらゆる国の俳優やミュージシャンが集まり、2週間にわたり開かれたワーク…

冬の自転車 10分間の法則

寒い朝に自転車で出かけるのがキツいときもある。なので防寒はコートに帽子、マフラーやストール、手袋、マスクまでその時々で組み合わせている。いちばん寒いのは出発するとき。いったん走り始めたら、ひたすらしっかりペダルを漕ぐのみ。すると徐々に体が…

久しぶりの濃茶点前

11月から「炉」*の季節になってから、おそらく3か月ぶりくらいに濃茶点前(こいちゃてまえ)のお稽古をさせてもらった。茶道の点前は大きく「薄茶(うすちゃ)」と「濃茶」の2種類があり、薄茶が前菜で濃茶がメインディッシュのようなに扱われる。「軽くお…

うれしい寒中見舞い

大寒を過ぎ、今年初めての寒中見舞いが届いた。雪が降る地からのたより。ハガキには水仙の画像と水仙の切手、そして「水仙や 白き障子の ともうつり」と松尾芭蕉の句が添えられていた。よい香りが漂うような一枚。用件は主にメールなどでやり取りするように…

降水予測頼み

自転車に乗っている時に雨にあうのはきつい。特に寒い時期は。 それで最近は「レーダー・ナウキャスト」というウェブを見て自転車に乗るかを判断している。「60分先までの降水強度分布予測」を5分ごとに表示するサイトで、予測ができて便利。これを何となく…

大寒のころ

二十四節気の「大寒」のころ。 「寒の入り」となる小寒から15日目、 暦の上では冬の最後の節気でもある。 新芽を蓄えたケヤキが少し離れてみると少し赤色っぽく見えて、 梅のつぼみもふくらみ始めるころ。 春を目前に控え、一年で最も寒さが厳しい時期とされ…

映画『しあわせのパン』

観ているうちにお腹が空くという評判は本当だった。 『しあわせのパン』は、北海道・洞爺湖のほとりにある町・月浦が舞台。 東京から移住し、宿泊施設を兼ねたパンカフェを営む 水縞くんとりえさん夫妻のもとには、ちょっとユニークな常連客と 夏、秋、冬そ…

デザインのはたらき

学びたい分野の教科書や参考書を買う機会があった。書店で物色して感じたのは、「読む気になる本」と「読む気にならない本」がはっきりと分かれることだ。文字の大きさや詰まり具合、字体がどんなふうか。余白があるか、適度にイラストや画像が入っているか…

鉄人28号モニュメントは大きかった!

20年前の様子が昨日ずっと放映されていた新長田を訪れた。思うところはたくさんあってまだ整理できていないが、駅南側の若林公園にある「鉄人28号モニュメント」を初めて見ることができた。神戸市出身の漫画家、横山光輝の代表作「鉄人28号」をモチーフに、…

居心地のよいコーヒーショップ

大阪城の近くで見つけたコーヒーチェーン店。ビルの1階で、結婚式に対応するレストランが2階にあるためか、前庭が整えられている。年間を通して花が咲き、今はバラが一輪、二輪。すぐ横の駐車エリアで、空き缶をたくさんぶら下げたウエディングのオープンカ…

身につまされる映画『365日のシンプルライフ』前編

わが身のモノと付き合い方や考え方を見直すきっかけを与えてくれた、フィンランドからやって来たドキュメンタリー。 彼女にフラれて落ち込んだ26際青年ペトリは、幸せを見つけるために、ある実験を始めた。 そのルールは4つ。 ルール1.自分の持ちモノ全てを…

お茶の専門店で教えてもらった、抹茶の管理について

先日、お茶の専門店で抹茶を買った。 その際に店主の女性に教えてもらった話をご紹介。 とにかく抹茶は鮮度が命! 緑茶を挽いて作る抹茶は茶葉に比べて表面積がものすごく大きく、 パウダー状の抹茶一つひとつの粒子が 空気にさらされている状態なのだそう。…

少しだけのソラメシ

まわりの人々にはあまり賛同してもらえないが、 屋内よりも外でお弁当を食べる方を好む。 仕事の空間を離れて、外の空気を感じるだけで リフレッシュできる気がする。 ただ今は小寒のころ。 防寒対策が不十分だと、お弁当を食べる数十分の時間が つらいもの…

映画は友達、のようなものか

仲良くなれたらいいけど、ただ近づけばいい、ってわけでもないもの。それは映画、そして友達かもしれない。映画については、観てみたいもの、観たほうがよいものが実際に観ることが可能な数よりも圧倒的に多い。多少無理して行くと、毎日の生活にしわ寄せが…

酒粕好きのためのホットドリンク

自転車に乗っていると手先足先がぐっと冷える冬の夜。家に帰って飲むとほかほかと温まるのがホットドリンクである。ただいま酒粕3種が冷蔵庫で待機中ということもあり、時々作るのが酒粕入りの飲み物。名前をあえてつけるなら「酒粕ミルク」か。酒粕と牛乳…

初めての卵酒

心身ともに調子が出ない休日。ひょっとしたら風邪かもと思い、風邪によさそうな飲み物、卵酒を作ってみた。参考にしたのはこちら↓砂糖40グラムのところを30グラムと少なめにアレンジした。 卵酒の作り方【材料 一人分】日本酒 カップ1杯(180ml)卵 1個砂糖…

失われた映画館をもとめて

京都みなみ会館では、開館50周年を記念して 現存するリーフレット(のコピー)が展示されていた。 圧巻の情報量! 同館で上映した数々の映画とともに、 関係するほかの劇場での上映情報もたくさん載っていた。 文字を目で追うと、今はもうなくなってしまった…

『男はつらいよ』映画第一作を観る

お正月に寅さんの映画を観る機会はなかった、昨年までは。 2014年のお正月に『男はつらいよ 夕焼け小焼け』を観て、 今年同じ劇場でまた年明けに寅さん映画を観る。今回はなんと映画第一作!中学生の時に家出した寅さん(車寅次郎)は、20年ぶりに生まれ故…

「雨奇晴好」お茶の初げいこ

新年明けて初めてお茶のお稽古へ。床の間の掛け軸には、「雨奇晴好(うきせいこう)」の文字。床の間にはお茶会の主題が掲げられている。北宋の詩人 蘇軾(そしょく)の詩の一節から引かれたもので雨が降るのもよし、晴れるのもよし。雨でも晴れでもそれぞ…

手土産は難しい

時々お菓子をいただく機会がある。 ことにお茶のお稽古では先生や生徒さんがどこかに行った折に 買ってきてくれたお菓子のおすそ分けを、しばしば頂戴する。 圧倒的にもらってばかりなので、どこか遠出した時には お返しとまでは行かなくてもこちらも買うよ…

小寒のころ

きょうは二十四節気の「小寒(しょうかん)」。新年初めての節気でもある。 寒さがやや厳しくなる、寒の入り。 天気予報では雪マークのところが増えてきた。 きょうからは寒中見舞いを取り交わす時期に移る。……と書いていたら、さっき仕事帰りに郵便局で投…

仕事始めのまちなかスケッチ

寒さを感じさせない小春日和の仕事始め。 久しぶりに会う職場のみなさんと話すのも新鮮で ふだん昼食後に襲う眠気も、適度な緊張感からか今日は訪れず。 製薬会社が多い道修町通りでは、4〜8人くらいのかたまりがたくさん。 年始のあいさつ回りがまだ息づ…

グランフロント大阪北館駐輪場を発見

中津方面からグランフロント大阪うめきた広場の駐輪場へ向かっていた時、北館の駐輪場を見つけた。グランフロントのいちばん北東にあるインターコンチネンタルホテル大阪の南側あたりからスロープを下りて地下へ入る。うめきた広場のが2フロアあるのに対し…

スマートフォンで親しむNHKラジオ

昨年からNHKラジオを聞くことが多くなった。ラジオは持っていない。スマートフォンでネットラジオ「らじる☆らじる」のアプリをダウンロードしてから気軽に聞けるようになった。NHK FMで土曜朝に放送される、ピーター・バラカン「ウイークエンド・サンシャイ…

年末のような年始

家の裏にメジロがやって来たのどかな元旦。年末に終わらせるはずだったのに延ばしのばしにしていた掃除や年賀状書きに取り組んでいるのはこちらです。書くのはやっかいでも、もらえば少しはうれしい年賀状。午後から取りかかり、夜に仕上がり近所のポストに…