デザインのはたらき
学びたい分野の教科書や参考書を買う機会があった。
書店で物色して感じたのは、「読む気になる本」と「読む気にならない本」がはっきりと分かれることだ。
文字の大きさや詰まり具合、字体がどんなふうか。
余白があるか、適度にイラストや画像が入っているか。
そういったことすべてが合わさって、
読みたい読みたくない印象が決まる。
比べてみるとその違いがよくわかった。
そこに書かれてある内容にたどり着く前に、
デザインが振り分けることもある。
デザインという言葉から、「おしゃれ」とか「かっこいい」を
イメージすることが多かったけど、
手元の辞書を見ると、「意匠」のほかに「設計」の意味もあった。
情報をわかりやすく伝えるための「設計」で
助けられることも大事なんだなと実感した。
よいデザインの本を買って勉強がはかどるかどうかは、
もちろん別のはなしだけど。