2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧
帰宅するために移動するのさえ、面倒になる日だってある。 それでも、座っている椅子が勝手に家まで届けてくれるわけではないから 重い腰を上げる。 そんなときにするのは、たとえばこんなこと。 1.とりあえず何か口に入れる 帰るにはエネルギーが必要だ。…
明代の中国で、 許次紓(きょじじょ)が茶にまつわるこんな漢詩を詠んでいる。……心手閑適 披咏疲倦 意緒棼亂……「飲時」 「茶疏(ちゃそ)」より(訳)こころも手もひまなとき読書や作詩にあきたときこころが混乱したときそんな境地を真似て、お茶を淹れると…
能の舞台を見る機会があった。あの伝統芸術である。 600年以上前の室町時代に観阿弥・世阿弥父子が大成し、 言葉や節回しは当時の様式をとどめているのだという。 初めて足を踏み入れた能楽堂は、なんとも贅沢な印象だった。 建築のなかにもう一つ建築が作…
3D映画を見ながら、ライブの演奏を聴くという「フラッシュバックメモリーズ4D」。 映画が終わった後、アンコールがあった。しかも新曲を2曲も! GOMA&The Jungle Rhythm Section の演奏を目の前で見ていると、アイコンタクトは必要ないみたい。 音で会話して…
音は空気を伝わる波である。 そう物理の先生が教えてくれたことを、このライブを見て思い出した。 もちろん耳で聴いているんだけど、音が腹にくる。 床を伝ってか、服や皮膚にもビシビシ振動が感じられる。 3D映画「フラッシュバックメモリーズ」を見ながら…
ふと耳なじみのある曲が頭をめぐることがある。 ルー・リードの代表曲「Walk on the Wild Side 〜ワイルドサイドを歩け〜」 だったら必ず、「ドゥ ドゥ ドゥ〜」のコーラス部分が思い浮かぶ。 何度も反すうしてきたそのメロディーを歌う人に、 これまで思い…
春分と夏至の中間、立夏(りっか)のころ。 お茶好きとっては2つのトピックスにより、そわそわする季節である。 まず茶道では、立夏の前後に大きな変化が見られる。 冬のお点前から夏のお点前に変わるという一大イベントを迎える。 畳をめくったところに炉を…