なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

チャリティー茶会は、お茶のフェス!?

 3月9日 10日に開催された朝日チャリティー茶会の追記。

 

客は茶券を購入し、一回券だと一席、二回券だと二席、

抹茶、煎茶の6流派のうち好きな流派のお茶を

お菓子付で楽しめる。

前売り券だと二回券二千円と高くはない。 

 

限られた時間にどの茶席を選ぶかというのは、

何かに似ている。そう音楽のフェスティバルだ。

サマーソニックのプログラムを見ながら

複数の会場で行われるライブの、どれを選ぶかに似ている。

 

お茶そのものだけでなく、待ち合いと本席で

宗匠がこの日のために用意した掛け物や茶道具を

間近で見られるのも、大きな魅力。

 

9日の表千家茶席で拝見したなかで気になったものをいくつかご紹介。

 

寄付(待ち合い)にあった香合は、

赤楽の虎。

後ろ足を口元に運び、しっぽをキュッとあげた虎は、

愛嬌のある表情でかわいい。

 

大阪で虎といえば、野球の球団をイメージするけど…、

そんな世俗的なものでなく、もっと深い意図があるんだろうなあ。

 

本席では、錚々たる茶碗がお目見え。

私にまわってきたのは、なんとワイングラスみたいな

足付きの陶器。

 

丸みを帯びた茶碗に足がついていて、

馬上杯の名がついていた。

 

「(おもしろい茶碗に)当たったね」と隣り合わせた方は言ってくれたけど、

どのように持ったらいいのかわからず、焦ってしまった。

余裕ナシ。

 

莨(たばこ)のセットは、国際色豊かだった。

莨盆は、インド産舟形の木製の器。

莨入れは、ルワンダ産アガセチェ。蓋付きのカゴのことか。

煙管は、オランダ産カラフルなクレイパイプ。

 

この日限り、一期一会の取り合わせを有難く見せていただいた。

 

 とっても楽しみなこの催し、

難点は、大混雑すること。

二回券を購入したけど結局、一席しか行けなかったし、ってせこいですな。

ま、気軽に参加できるイベントだから当然なんだけど。

 

次回へのメモ:

早めの 行動を! 受付開始時間までに到着しよう。