映画「スチューデント・オブ・ザ・イヤー狙え!No.1!!」マサラ上映
映画を見て、こんなに汗だくになったのは初めてだ。あー、楽しかった。
7月12日(土)、塚口サンサン劇場で行われた「スチューデント・オブ・ザ・イヤー狙え!No.1!!」のマサラ上映に、
ビギナーとして参加した。
正式にはマサラシステム上映、というのかな。
マサラ上映とは南インドなどで行われている、
観客が何でもありで自由に映画を楽しむスタイルを取り入れたもののようだ。
日本では大阪が発祥だそうで、歌ったり踊ったり、クラッカーを鳴らしたり、
紙吹雪を飛ばす……。とにかく思い思いに映画を鑑賞するってことでいいみたい。
劇場に一歩入ると、チキンカレーやチャイ、ラッシーの販売コーナーが。
近くのインドレストランによる出張販売だそう。
サリーやインドの民族衣装を着た男性女性もちらほら、
何ともインドな香りに包まれる。
紙吹雪とクラッカーのパックを2セット、カレーとラッシーを購入して着席。
まわりの皆さんがあいさつしてくださったので緊張がほどける。
今回のマサラ上映される作品「スチューデント・オブ・ザ・イヤー」は、世界一セレブな学校で
学力、ダンス、運動能力の3種を競い、“生徒 No.1”を決めるという学園ミュージカル。
ものすごくセレブな面々と、奨学金により学ぶ生徒たち、それぞれの人物を描きながら、
ダンスや見せ場が次々に繰り広げられる。
上映前にはエキスパートの方によるダンス講座があり、
ビギナーにもキメどころをわかりやすく教えてくださった。
お手製のマサラ・マニュアルにもびっくり。
クラッカーを鳴らすポイント、掛け声、手拍子、ダンス、
紙吹雪、空耳の解説までシーンごとに詳しく紹介。
何度も見ないと書けないであろう充実の内容、
さらに出来るだけストーリーに触れないようにとの配慮が行き届き、映画愛を確かに受け取った。
上映前にレクチャーしてくださったエキスパートのみなさん↓
手作りのマサラ・マニュアル。感謝!
十二分に場が熱くなってから上映スタート。
いや、本編開始前というのか映画配給会社名が出ただけで、掛け声も紙吹雪も。
勝手がわからない身としては、ここはひとつ皆さんに倣(なら)うことにした。
紙吹雪が舞い始めたらそれに続き、クラッカーも誰かが鳴らしたら追っかけて、
そんな感じだったけど後半は好き勝手にしていたような。
数ある掛け声のなかでもサッカー部だったかの監督が出るたびに起こる
「カントクー‼」単独推しの掛け声は、居合わせた人みんなの思い出になったはず。
ビギナーなので他館と比べようがないけれど、
塚口サンサンさんのおもてなしの姿勢もすばらしかった。
頃合いを見てシャボン玉を飛ばし、色とりどりの風船を飛ばして
大いに会場を盛り上げるさまは前のめりなほど。
席からその様子を見た時、立ち上がってお礼を言いたくなった。
上映終了直後の場内。紙吹雪の嵐↓
「お片づけまでがマサラ」とのことで、上映終了後は清掃タイム。
ここでも皆さん声を掛け合い 、協力する姿勢はますます高く。
枯れ葉の上を歩くごとく積もっていた紙吹雪もいつの間にか集められ、元の姿に戻った。
みなさんでお片付け中に見つけた一片。ただの紙吹雪ではなく、
カントクの姿も↓
一週間以上経っても、どこから出てきたのか紙吹雪の紙片がひらり。
これもまたマサラ上映ならではのおもしろさか。
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マサラ持ち物
教えてもらったり見たりした、あったら便利なもの覚え書き
◎うちわ、扇子:紙吹雪を浮かせるのに便利
◎ゴム手袋:お片付けの際、紙吹雪を集めやすいのだそう
今後に向けての反省
・早く行くべし。
仕事の後に行ったから今回は仕方ないけど、上映前からみなさん盛り上がっていた模様。祭りには参加したいので。
今回はダンスレクチャーの間にカレーを急いで食べ、マニュアルを読む間がなかったのが悔やまれる。
・先に一回見ておいた方がベターかも
紙吹雪を飛ばしたりクラッカーを鳴らしたり、まわりの皆さんの様子を見ながら
追いかけていたので、どうしてもストーリー自体をじっくり見られないところも。
マサラ上映前に、一回見ておいた方が視野を広く!? 楽しめる気がする。