なずなノート

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青春18きっぷで四国村へ

 2013年夏の青春18きっぷの日帰り旅の行き先は、香川県高松市の四国村とした。

目的は、企画展「無何有郷(むかゆうきょう/むかうのさと)」を見学すること。

 

「四国村」は、正式名称を「四国民家博物館」という。

屋島山麓の地形を生かした50,000㎡の敷地に、

四国4県にあった江戸から大正にかけての地方色豊かな古民家と

建造物33棟を移築保存している。

 

「 古民家を集めたテーマパーク」とでもいえるのかな。

野外博物館ということで軽い気持ちで行ってみたところ、

そこは山そのもの!

登ったり下ったりの連続でしっかり山歩きすることとなった。

 

 入口すぐにあるのは、かずらの蔦で編まれた「かずら橋」。

訪れた9月初旬は大雨の後で増水していたため、残念ながら眺めるだけ。

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  小豆島農村歌舞伎舞台は、現在も演目が上演されているという。定員1,000名の野外劇場。

江戸末期に作られた茅葺(かやぶ)きで、竹を格子に組んだ天井も美しい。

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 山道 には「猪垣(ししがき)」という囲いも展示、というか自然な姿で置かれていた。

猪や鹿に畑を荒らされるのを防ぐためのもので、

粘土に松葉を混ぜて作られた。


こちらも小豆島から移築されたもの。

地味ながらも先人の知恵が伝わる、苔むす風情が印象に残った。

企画展については、また改めて。 

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