なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

霜降のころ、風炉の季節の終わり

 暦の上では晩秋。露も霜となって降りるころ。

二十四節気の「霜降(そうこう)」は、今年は10月23日だった。

 

北の方から順に霜が降りはじめ、

秋雨が降り、秋が深まるころ。

秋の最後の節気。

 

昨夜の雷雨はそんな節気を思い出せないほど

激しくこわいものだったけれど、からりと晴れた今日は肌寒く、

秋が深まっているのを実感する。

 

時を同じくして、茶の湯では夏の「風炉」のお稽古が終わりを迎えた。

きょう注意していただいた水指と蓋置の位置のことなど

「半年後まで覚えていられるか、自信ないです」と言うと、

「また半年後に教えるわ」と先生。

 はい。また新たな気持ちで取り組みますので、よろしくお願いしますと答える。

 

来月からは、いよいよ炉の季節。

茶の湯でのお正月を迎える。

毎度のことながら初回はドキドキひやひやしながらお点前することになるのだろう。

 

写真は茶花にも使われる秋の花、ホトトギス

こんなに並んで咲くのを初めて知った。京都府立植物園にて。

 

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