ほぼ10分間の息抜き
この間会った人に話したら、なぜか驚かれた。
何についてかというと、仕事の合間に時々歩きに行くということ。
日が暮れる前の午後、集中力が途切れたころに席を離れて外に出る。
特に行き先を考えずに気の向くまま、足の向くまま歩く。
風が強くて雲の動きがはやいなとか、
雪が降った後だから寒いのだなあとか、
たとえば今日はそんなことを思いながら、ずんずん歩いた。
近くの本屋に寄って新刊チェックのパトロールもした。
ふだん通勤のときに通らない道を選ぶと、新しいパン屋を見つけることもある。
近ごろは午後6時ごろまで明るいから、散歩できる時間も延びた。
10分程度だと暑いときも寒いときも忍びやすいし、
予定にもそれほど差し障らないのもいい。
水筒を持ってお茶を一口飲めたら、なおよし。
でも手ぶらの身軽さも捨てがたい。
ひととき心身空っぽになったような時間を過ごすと、
能率が上がるかはわからないけれど、ずいぶんリフレッシュできる気がする。