なずなノート

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「杉本恭一 アコギな夜2015」大阪 @THE LIVE HOUSE soma

 

 夏の風物詩になりつつある!?

杉本恭一さんによる年に一度のアコースティックギターのツアー

「アコギな夜」。

大阪では、ベースの有江さんとのハイタッチで始まった。

 

 この日のMCで印象に残っているのは、恭一さんが散歩好きだという話。

大阪でのライブ当日、心斎橋から道頓堀あたりまで歩き、

ゲームで見たのと同じ風景だと確認。

その後、大阪城まで足をのばすことに。

大阪城ホールでライブをしたことはあったけれど、

大阪城に行ったことはなかったのだそう。

なんていう話に続いて、ブラブラつながりでロンドンでのお話も。

 

20代のころ、レピッシュではじめてイギリス・ロンドンに行った時のこと。

ホテルに着いて集合時間まで1〜2時間あったので、散歩をすることにした恭一青年。

15分くらい歩いて、はたと「俺は何ていうホテルに泊まっているのか」と

気になったらしい。

 

よく考えると裏口から出てきたからホテルの外観もわからない。

もうバンドの集合時間に間に合わない……。

携帯電話もスマホもない時代。どうしたものかと考えたところ、

15分歩いて今いる場所まで進んだんだから、15分かけて戻ればいい。

そう思い至ったのだという。

話のオチはなかったけれど、どうにか無事にたどり着けたのだろう。

 

アンコールでは、あのレピッシュの代表曲も!

アコギだとギターソロのあの部分も、

コードをジャカジャカ鳴らすのだなあと聴きながら、

レピッシュで演奏している風景を思い浮かべていた。

 

サックスを吹いてステージ前面に出てくる奥野さんや、トロンボーンの増井さん、

ジャンプするマグミさん、からだを揺らして弾くベースのtatsuさん、

バシッとリズムをキープする矢野さん。

 

強者の面々が集まるバンドとは違うスタイルで、

二人のアコースティックな演奏でも寂しくない印象というか、

曲の新たな一面を聴かせてもらえたのが興味深かった。

 

2015年7月11日、大阪・心斎橋のTHE LIVE HOUSE somaにて