なずなノート

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早朝、蓮を見に行く

 

 「蓮(はす)は泥より出でて泥に染まらず」

中国の成句が意味するところを理解できているわけではないけれど、

なぜかハスにひかれるので、早起きして見に出かけた。

 

咲くやこの花館で年に4日間だけ催される「花蓮 早朝特別観覧」。

植物園が開園する前の午前7時から8時30分まで見学できる催しに

初めて参加した。

 

こちらの特徴は、すべて鉢植えで展示されていること。

なのでごく近くで観察することができ、香りだってかげる。

香りは開ききったものよりも、つぼみの方が強く感じられた。

 

その香りはベトナムのお土産でいただくハス茶のような。

いや、こちらが本物か。

個体によって少しずつ違う花の姿を眺め、

香りに酔った。

 

栽培が難しい希少な品種や、大阪府東大阪市の水走遺跡で出土した

タネから育てられた古代ハスなどを含め、

屋外にずらりと200種が展示されている。

もちろんすべてが咲きそろっているわけではなく、

まだ蕾(つぼみ)がかたいもの、すでに散ったものなど、いろいろ。

 

早朝に花が開き、午前中に閉じることを繰り返し、

4日間だけ咲く。その姿に出会えるご縁が有り難く感じられる花。

 

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今回、いちばんひかれた品種は「彩云(さいうん)」。

白い花びらにピンクの縁取りがきれい。

 

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