なずなノート

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ユリの花咲く夏至のころ

 一年でいちばん日が長く、夜が短くなるころ。

二十四節気の「夏至」がやって来た。

今朝の天気予報では「西日本では、夏至は梅雨の折り返しといわれています」と

紹介があった。

 

きょうは梅雨の中休みで雨が降らず。

曇りがちだったので日の長さはそれほど実感できないものの、

久しぶりに散歩してみた。すると、熱心にスケッチをする白髪の男性を見かけた。

大通りで、立ったままノートを開くその人が描く対象は、満開のユリ。

華やかに咲く姿と香りが、歩く人々の目を止めていた。

 

とくに気にしたことがなかったけれど、

大ぶりのユリだけでなく、ラッパ形というのかユリっぽいかたちの花を

道すがらにいくつか見かけた。

 

そういえば今、収穫の時期を迎えている野菜、

タマネギやラッキョウも同じユリ科である。ユリ科が元気な季節なんだろうか。

 

梅雨の時期に何とか気が晴れる方法はないかと探しあぐねていたところ、

この時期にだけ咲く色とりどりのユリやアジサイを楽しみに歩くのも

一興かもしれない。

 

 

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