4月5日は二十四節気の「清明(せいめい)」だった。
春の日差しのなか、天地がすがすがしく明るい空気に満ちるころ。
ほぼ毎年、お花見シーズンと重なり、何だか気もそぞろに出かけたくなる
時期でもある。
一方でこのところ雨が降ることが多い。
菜の花が咲く3月下旬から4月にかけて、連日降り続く小雨を
「菜種梅雨(なたねづゆ)」というのだと、季語集で知った。
まさに今がそんなとき。
花にうつつを抜かしているうちに雨が降り、
また寒気がぶり返しそうで、なかなかに乱高下な春を
それでも満喫できるといいのだけど。