なずなノート

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大阪城梅林で梅見

 

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大阪城公園の梅林へ、梅見に出かけた。

偶然ボランティアガイドの方が解説してくださったので、一部をご紹介。

 

「華農玉蝶(かのうぎょくちょう)」。

こちらの梅林を代表する品種の一つ。

花の中にもう一つ花が入っているように見える

めずらしいもの。内側の花に見えるのは、もとは雄しべだそう。

 

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「酈懸(てっけん)」。

見頃は花が終わってから。

雄しべ、雌しべだけが残り、その姿が「茶筅(ちゃせん)」に例えられる。

茶筅梅」とも呼ばれるらしい。

 

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この梅林でいちばん大きいのは「武蔵野」。

武蔵野の広々としたイメージ、だそう。

 

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 一本の木で紅梅と白梅がある、「思いのまま」。

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枝がヘビみたいにウネウネしているのは、呉羽枝垂(くれはしだれ)。

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とくに希少なものや貴重な品種は、

株元を傷めないよう二重で囲いがされているのだと教えてもらった。

 

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梅の品種の名付け方はさまざまでおもしろかった。

花のかたちや色、産地、つぼみのかたち、がくの色、

咲き終わった姿や、漢詩から着想を得たものなどなど。

どれも意味があり、それをふまえて花を眺めると、

これまでより少し親しみが感じられた。

 

大阪城公園の梅林は約100種類の梅が植えられ、

1月から3月まで観賞できるのだとか。

なかでも見頃は2月下旬から3月上旬まで。

 

訪れた3月中旬は遅咲きのものがギリギリ咲いている時期だそう。

でも結構たくさん咲いてあり見応えがあった。