なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

初めて鑑賞した文太作品『わたしのグランパ』

 こんなおじいちゃんがいたら

ちょっと恥ずかしいけれど大好きになってしまうだろう。
 
『わたしのグランパ』。
おじいちゃんとは、菅原文太演じる五代謙三。
通称ゴダケンは、刑務所から出所したばかり。
仁義を重んじるゆえある事件を起こし、13年の刑期に服した。
着流しと雪駄、風呂敷包みを持って歩く姿がかっこいい!
 
中学1年生の孫、珠子は初めて会うおじいちゃん = グランパに戸惑う。
それでも、まっすぐで侠気あふれるグランパの姿は
珠子やまわりの人々を惹きつけ、響いていく。

仁義なき戦い』『トラック野郎』など代表作といわれるシリーズは未見だが、
数々の荒波を乗り越えたひとのまなざしやたたずまいが温かい。
演技というよりその人となりがあらわれているよう。

追悼上映が、菅原文太の作品を初めてスクリーンで観る機会となった。
2003年4月公開。
「特集上映 銀幕にすべてを捧げた“男”の華が、映画の花道に咲き誇る
高倉健菅原文太追悼上映』」で2015年2月、塚口サンサン劇場で鑑賞。