なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

立春のころのスケッチ

 凍てつく小学校の校庭で、校長先生が「三寒四温」の話をしていたのは、
確か立春を過ぎたこの時期の朝礼だったと記憶している。
三日間寒い日が続いた後、四日間は暖かくなる。
それを繰り返すうちに春となる、という意味だったか。

一日のうちでも昼間の日差しに春を感じたと思ったら、
夜はぐっと冷え込んだりする。

日照時間が少しずつ長くなり、モクレンの白い蕾(つぼみ)が
今にも咲きそうにふっくらとふくらんでいる。

枯れ枝に見えるアジサイには赤い花芽がつき、ピンととがっている。
開花は遠く梅雨の時期ではあるが、
じっくりと準備を進めている。