茶の湯のテンプレート
久しぶりにあった人とあれこれ話している時に、
茶の湯の話題となった。
すると「お茶の世界にもテンプレートがあるんですね」と言われた。
テンプレートとは辞書を調べると、
「ひな型、見本となる型、様式」とある。
なるほど、そうかもしれない。
たとえば、茶席を設けた亭主が
「お茶をもう一杯いかがですか?」と問えば、
客は「ありがとうございます。もう十分いただきましたので結構です」。
そういった意味をもつやり取りが行われ、点前が進んでいく。
テンプレートは骨格のようなもので、押さえておけば何とか様になる。
そこからさらに肉付けし、よいものにするのには
精進が必要なんだろう。
道のりはまだまだ長い。