なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

甘酒

 スーパーでいつもの甘酒を買おうとしたら、いつもの棚になかった。

りんごジュースやみかんジュースの間にひっそりと一列だけ並んでいたところから週に一度の割合で買っていたのに。
自分だけの貢献だけでは売り上がらないかと思いつつ、
「もしかしたら」と棚の側面を見てみた。
 
すると、幅1メートルほどの棚一面が甘酒コーナーに‼
秋冬仕様といったところか。
大歓迎だ。
 
黒米を使ったもの、ゆず風味などなど迷うほど種類があるなか、
やっぱりいつもの一本を選ぶ。
原材料は米と米麹のみ。
この、美味しすぎない懐かしい味で十分。
 
金沢の麹屋さんで提供していた「甘酒ミルク」を参考に、牛乳と合わせるのもよい。
 夏は家を出る前に小さなコップ一杯の甘酒を飲み、
エネルギーを補給していた。

調べてみると江戸時代には、今でいうところの夏の栄養ドリンクとして
甘酒が飲まれ、俳句の季語では「夏」にあたるという。

一年を通じて親しんでいる身としてはいつでも歓迎だが、、
店頭を見ると甘酒の季節到来といったところか。

寒い時期は熱燗ならぬ、ちょっと温めるとなおよし。