なずなノート

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穀雨に新緑のミントティー

 穀雨(こくう)のころには、たいてい雨が降るようです。
今年の穀雨は4月20日。その翌日もあわせて2日間、
やはり霧のような雨が降りました。

 五穀をうるおす雨が降り、万物の成長をうながすとされる節気。
とくに何を育てているわけでなくても、街中で草木の成長を感じられる機会がありました。

 その一つが、街路樹。
小指の先ほどの新しい葉が、週明けにはわさっと大きくなり、驚いたりすることがあります。
そして、街路樹の下でも、春は進行中。
木の下では、その環境にあった草木が育っています。
しかも一本ずつ仕切られた街路樹にあっては、その根元に育つ草花が区間ごとに違うのです。

 あるものはタンポポ、その近所ではヨモギやペンペン草、
あるいは名前も知らないさまざまな雑草が生育中。
区間ごとに早い者勝ちですみかを決めているのでしょうか。

 そんな中で、ある一画で見慣れた葉っぱを見つけました。ミントです。
そこだけミントがわさわさ育っていて、ほんの一節、摘み取らせてもらうことにしました。

 家に帰ってミントティーを淹れることにします。
よく洗ってグラスに入れて湯をさすと、うっすらグリーン色に。
新緑の清涼感をいっぱいにいただいた心地がしました。

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