立冬、そして炉の季節到来
暦の上で冬がはじまる「立冬」のころ。
久しぶりに訪れたお茶のお稽古では、
先月までの「風炉」ではなく、「炉」に変わっていた。
5月と11月。衣替えをするように、茶釜の位置が変わり、
お点前も少し変わる。半年前まで行っていた動作は毎回きれいさっぱり忘れてしまい、
そのおかげで毎度新たな気持ちでお茶に向き合える、と思うことにしている。
毎回、スイッチを切り替えるような静かな時間と
毎週変わる季節のお菓子を楽しみに出かけているようなお稽古。
それを積み重ねることにどんな意味があるのかはわからないけれど、
楽しんで通えている間は、続けられたらいいなと願っている。
写真は、先月に掛かっていた短冊。秋の「実乃里」。