なずなノート

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二度目の「シュガーマン 奇跡に愛された男」と青空書房のポスター

 今週の上映終了を前に「シュガーマン 奇跡に愛された男」を見に行った。

3月に続いて、2度目。

大筋は知っているのに、それでもあの場面ではぐっときた。

 

 この映画は、予告編以上の予備知識は持たずに見たほうがよい、

と何かで紹介されていたし、私もそう思う。

なので、ネタバレは自粛。

 

 ただ、同僚リックによるロドリゲス評は、

それだけを取り上げても、なるほどと思えるものだったので、

おぼろげながらメモしておく。

 

なんだかいいなあと思ったのが、

「彼(ロドリゲスのこと。以下同)は悲しみや怒り、混乱や悩みを素材にして、

前のモノとは違う、すばらしいものを生み出す。

カイコみたいにね」というもの。

 

これは、音楽を作ることはできないとしても、

思い通りにいかないことがあっても、

それを材料にして、全く違う何かを生み出せる可能性は誰にでもあるんじゃないか。

なんとなく覚えておいて、困った時などに

真似できたらいいなあと思う。

 

ほかに気になった発言をいくつか断片的に。

 

「彼はまじめで、仕事を神聖な行為ととらえていた」

 

「平凡な日常を高尚にできる才能がある」

 

「人間の可能性を象徴する人物。

 彼は人生を選べることを証明した」……。

 

映画はもう終わってしまうけど、

時々はサントラを聴いたりして「シュガーマン」の世界を

思い出したいものだ。

そして、いつかライブを体験できたらと願うばかり。

 

帰り道、天五中崎町商店街の「青空書房」休日のポスターを見かけた。

本も音楽も映画も、人生の伴侶であるとよいな。

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