なずなノート

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はじめてのクラシック

 クラシックのコンサートに行く機会があった。

ソナタって何?」というくらいの、まったくの初心者である。

辞書で調べると、ソナタは「独奏曲または室内楽曲の形式の一つ」とあった。

 

コンサートはピアノとヴァイオリン、二人だけの室内楽であった。

それぞれの音をマイクで通さない空間で聴くと、

音の大小や強弱だけじゃなくて、たくさんの表情をあらわすのだとわかる。


発表当時の音源は残っていなくても、楽譜は途切れることなく伝わっている。

330年前に生まれたバッハが作った曲や、

ベートーヴェンが27〜28歳ごろに作曲したソナタ

いまの演奏で聴くことができる。


それって、いったん冷凍またはフリーズドライされたものが

楽譜によって解凍され、いまによみがえる感じなのかな。


演奏を聴いているうちにそんなことが浮かんだ。


ま、難しいことはわからないけど、

超絶技巧にすごいなと感心したり、このフレーズ好きとかでも、

クラシックに親しむ第一歩になるのかもしれないと思った。