はじめてのクラシック
クラシックのコンサートに行く機会があった。
「ソナタって何?」というくらいの、まったくの初心者である。
辞書で調べると、ソナタは「独奏曲または室内楽曲の形式の一つ」とあった。
コンサートはピアノとヴァイオリン、二人だけの室内楽であった。
それぞれの音をマイクで通さない空間で聴くと、
音の大小や強弱だけじゃなくて、たくさんの表情をあらわすのだとわかる。
発表当時の音源は残っていなくても、楽譜は途切れることなく伝わっている。
330年前に生まれたバッハが作った曲や、
いまの演奏で聴くことができる。
それって、いったん冷凍またはフリーズドライされたものが
楽譜によって解凍され、いまによみがえる感じなのかな。
演奏を聴いているうちにそんなことが浮かんだ。
ま、難しいことはわからないけど、
超絶技巧にすごいなと感心したり、このフレーズ好きとかでも、
クラシックに親しむ第一歩になるのかもしれないと思った。