大阪の紅葉 2014年11月の記録
名所といわれるスポットに訪れないまま、
今年も紅葉の時期が終わってしまった。
人が賑わうところでなくても、紅葉を楽しめる場所は探せば見つかる。
たとえば、大阪市北区と都島区を結ぶ「桜宮橋(さくらのみやばし)」あたり。
通称・銀橋。
京都市役所などを手がけた武田五一の設計で、1930年(昭和5)に完成したという。
春にソメイヨシノがいっせいに咲く大川沿いは、
秋には赤く色づいた木々が続く。
画像は銀橋から南を向いた眺め。
自転車を停めて、まぶしい紅葉を見る。
とくに気に入っているのは、
古いレンガ造りの建物からの角度である。
おそらくこれも武田の設計で、中は川岸への階段がある。
アーチ型に切り取った額縁から見る紅葉、といった趣向。
撮影したのは11月23日前後で、いちばん美しいころ。
今はすっかり枯れ枝となり、冬の景色が広がる。