美冨久酒造「第1回 春の美冨久蔵まつり」
昔の東海道沿いにある、滋賀県甲賀市
美冨久酒造の「第1回 春の美冨久蔵まつり」へ
酒蔵まつりに連れていってもらった。3月17日のこと。
目的地は、昔の東海道沿いにある、滋賀県甲賀市
美冨久酒造の「第1回 春の美冨久蔵まつり」。
大阪からはえらく遠かった。それでも行く価値大アリの
たいへん楽しいおまつりだったので、ご報告。
まずは、酒蔵を見学するツアーに参加。
蔵人さんが、酒母室(しゅぼしつ)、麹室などを案内してくださる。
酒の味を決める麹を作る麹室は、レンガで作られていて
麹が活動しやすいよう高めの温度に設定。
もわっとした空気感は、スチームサウナに似ている。
杜氏(とうじ)さんの指揮のもと、
10月末から仕込みを始め、3月じゅう絞りの作業が続くという。
滋賀県産の酒米、山田錦や銀吹雪、渡り船などの品種を使用。
2トン100キロほどの米から5000リットルの酒が作られる、とメモしていた。
仕込み蔵は自由に見学できるようになっていて、
2階に上がると、なんと杜氏さんがおられた。
聞けば、杜氏さんは兵庫県但馬から来ていて、この蔵に携わるようになって12年ほどとのこと。
2階からは両サイドで仕込み中の酒の様子が見える。
こんな感じ。使いこまれた机や柱がかっこいい。
もうほとんど仕込みは終わっているそうだけど、
少しフタを開けてあった。
これは、見学者にも中身の酒が見えるようにと、
杜氏さんの配慮。有り難い。
おかげで、中で育つ白濁した酒を見せてもらえた。
写真ではほとんど見えないが肉眼ではうっすら見てとれた。