ボリウッドフェスティバル2014で一年ぶりの『きっと、うまくいく』
12月9日、シネマート心斎橋で一夜だけ上映された『きっと、うまくいく』。
インド映画に親しむきっかけとなった作品なので、久々の上映を当日の朝から楽しみにしていた。
やっぱりこの映画、好きだなあ。
三たび見ても飽きない。その都度、発見がある。
冒頭から、後につながる伏線が結構張り巡らされているのに今回気がついた。
たとえば、本当は動物写真家になりたいのに、親の期待を背負って
エンジニアになるべくICE工科大学に入学したファルハーンが
大学に到着して早々、犬を撮影しているシーンや、
主人公ランチョーが大学長に挑発された時に
「僕は根気のよい教師です」と返すシーンなど。
全体を通すと、なるほどと納得できるところがいっぱい!
勢いのあるインド映画の中でも、興行収入1位を記録した映画は申し分なし。
こんな場面があった、というのを覚えていても
それがどの順番だったかシーンのつながりは、なんてことは
すっかり忘れているのだなあとも実感した。
『きっと、うまくいく』を忘れられない作品とするのに、
音楽のチカラも大きい。
「Aal is Well(うーまーく いくー)をはじめたくさんの曲が頭を巡り、
シーンを思い出させてくれる。
ただ家だと集中して見られないたちなので、
3時間近くのこの作品をDVDで通して見る自信はない。
またスクリーンで上映されることを願うばかり。
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