なずなノート

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ホールに捧げるお賽銭〜ゴンチチのコンサート〜

 ひと月前に聞きに行った、ゴンチチのアコースティックコンサートで

印象に残ったひとコマ。

 

ソプラノギター…だったかな、に持ちかえたゴンサレス三上さんが、

試し弾きというには長すぎるほど

しばらくの間、音を奏でていた。

 

ひと段落したところで、チチ松村さんが

「どうしたんですか、三上さん」と、合いの手を入れる。

 

すると三上さん、「このホールに捧げるお賽銭(さいせん)みたいな感じ」と答えた。

 

なるほど。

よい音を響かせてくれるホールに

感謝の気持ちを込めて演奏したくなったのかな。

何だか納得。

「お賽銭」という軽やかさが、いいね。

 

この日は、当日券を購入したんだけど、

それも「お賽銭」の心意気に通じるかなと。

その経緯は、こんな感じ。

 

ゴンチチが担当する、土曜朝9時からのNHK FMの番組

「世界の快適音楽セレクション」をその日も聞いていた。

 

ウェブでアコースティックコンサートがあることを知り、

生の演奏を聞きたい気持ちとともに、

ふだんラジオを楽しませていただいている彼らに対して、

何か還元できることはないかな。

あ、それならコンサートに行ってみようかなと思った次第。

 

軽い気持ちで行って、じゅうぶん楽しませてもらった。

「お賽銭」くらいのスタンスで、

 できることっていろいろありそうだ。