なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

霜降のころ

 昨日は二十四節気の「霜降(そうこう)」だった。
秋の最後の節気。
北のほうから霜が降りはじめ、順に紅葉を迎えるころ。

暑くもなく寒くもなく、昼間は長袖一枚でよい過ごしやすい季節。

一年のうち稀なそんな時期には、
これから暑くなるのか寒くなるのか、
頭の中でちょっと空白になる時がある。
今日がそうだった。

冷静になってカレンダーを見ると、いまが秋で
寒さに向かっていくのだと理解できるけれど、
春と秋にしばしばそんなことが起きる。

今日は、丸々と太った露地栽培の枝豆をおすそ分けでいただいた。
名残惜しさと来たる秋の味覚のことが浮かび、
そうか、食欲の秋でもあるんだなと思った。