なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

台風一過、秋冷のころ

 大きな台風が通り過ぎた昨日、夜には急に冷んやりしてきて、
縮こまりながらの自転車での帰路だった。

そんななかキンモクセイの香りに出合った。
夜は目で景色を追うことが少ないせいか、
キンモクセイの香りが不意打ちにやってくる感じ。

姿は見えないけれど、芳しい香りを放つこの木は町なかにも結構あり、
この時季だけの自転車の楽しみだ。
大きく息を吸って、よい香りをからたにとどめたくなる。

金沢では20日ほど前に満開だったので、
秋が先に来ていたことを実感した。

さっき渡った十三大橋では、河川敷で虫の大合唱!
今なら並行して走る阪急電車の音に負けないくらい、いろいろな虫の声が聞ける。

夜ごはんに訪れたそば屋、夜は居酒屋なお店では、
おすすめのさんまの刺身を頼むと食べ終わった後、
骨を唐揚げにして出してくれて意外なおいしさに舌鼓。

お弁当を食べに出かけた公園では柿が色づきはじめ、
梨農家の方からは、売り物用の袋ではなく、
栽培用の袋に包まれた梨をいただいた。

そういった細々したことを並べてみると、
地味ながらも秋の風情といえる、かもしれない。

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