なずなノート

お茶や暮らし、映画、日々の発見をぼつぼつと、ぶつぶつと

霜降のころ

 昨日は二十四節気の「霜降(そうこう)」だった。
秋の最後の節気。
北のほうから霜が降りはじめ、順に紅葉を迎えるころ。

暑くもなく寒くもなく、昼間は長袖一枚でよい過ごしやすい季節。

一年のうち稀なそんな時期には、
これから暑くなるのか寒くなるのか、
頭の中でちょっと空白になる時がある。
今日がそうだった。

冷静になってカレンダーを見ると、いまが秋で
寒さに向かっていくのだと理解できるけれど、
春と秋にしばしばそんなことが起きる。

今日は、丸々と太った露地栽培の枝豆をおすそ分けでいただいた。
名残惜しさと来たる秋の味覚のことが浮かび、
そうか、食欲の秋でもあるんだなと思った。

金木犀の咲くころ

 キンモクセイは西のほうから咲き始めるのかどうか。

 

10月1日に姫路に行った折、道すがらにキンモクセイが満開だった。

大阪では見逃してしまったのかなと思っていたら、

15日を過ぎたころから香りはじめた。

 

昨日お会いした植物の先生に聞いてみると、大阪郊外では10月はじめにちらほら咲き、

今年は香りがしないなと観察していると月の半ばからより花が咲き香りはじめたと教えてもらった。

 

キンモクセイは木にたくさん花がつきもののそれほど目立つ花ではないので、

いつも、まず香りに気がつく。そして、どこで咲いているんだろうと

きょろきょろと見回す。そんな季節が今年もやって来た。

 

 

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寒露のころ

 昨日は二十四節気の「寒露(かんろ)」だった。

 

朝露は冷たくなり、秋が深まるころ。北国では初氷が見られるころとされる。

移動中の電車では所々で黄金色の田んぼが見えた。

収穫もまもなくだ。

 

長袖一枚でじゅうぶんと思って出かけたら、

ひと雨降った後は肌寒く、今日になって喉がいがらくなった。

日没は大阪では午後5時30分と早くなり

寂しくなったりする。


こうして少しずつ冬に慣れてくるんだなあ。

 

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ましまろ「ほーぼーツアー2016」10.7 渋谷クラブクアトロ

 バンドは、日々変わっていく生きものみたいな

存在なんだなあと思った。


セカンドアルバム「ましまろ に」発売後の、
ましまろのツアー「ほーぼーツアー 2016」。
渋谷クラブクアトロ2デイズの2日目。
 
真城めぐみ(Vo、per)、真島昌利(G、Vo)、中森泰弘(G、cho)のメンバーに
サポートメンバーのベース伊賀航さんの4人が
ホッピー片手にゆるく、かつ歌と演奏はすばらしく、
会場全体がほんわかしていて、
でも演奏が始まると、一瞬に空気が変わって聴き入ってしまう。
そんなましまろの世界に引き込まれた。

このツアー中に観たいくつかのライブでは基本の曲順は変わっていないようで、
なんだけど観るたびにぐっとくるポイントは変わる。

7日のライブもぐっときっぱなしだったけど、
この日にはじめてぐっときたのは「成りゆきまかせ」から「ローラー・コースター」あたり。

アップテンポでハーモニーが美しい曲で、ピンクっぽいのとか黄色の照明とあいまって
なんだか夢の中にいるようでじーんとした。
 
真城さんも感極まっていたのかな。どうかな。
柱の陰からだったのではっきりとは見えなかったけれど。
 
「10年くらいかけて、演歌みたいに売れ続けたらいいたと思う、
これから演る3曲はそんな曲です」みたいなかんじで、ましろさんがお話されていたのは
「ガランとしてる」「遠雷」「ひき潮」だったか。
アンコールでは新たなカヴァーも聴けた!

ツアーを重ねていくうちに、メンバーみなさんのMCや大喜利!?にも
磨きがかかっているようで、おもしろかった。

会場のお客さんから「ましまろー」って声がかかって、
ひと呼吸おいて4人全員が「はい」って答えたところもよかったなあー。

ましろさんの「今日もいろんなところから都合をつけて
来てくれてるひともいると思います。
こんなに有り難いことないです」というお話は、
成りゆきまかせで当日券目当てにやって来た身にも染みた。

ましまろのツアーは10月半ばには終わる。
成りゆきまかせで、そう遠くない先に
ましまろがまたひょっこりライブしたり、アルバムを発表してツアーで
まわってくれたりしたら大歓迎だ。


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ビル建築現場夜景

  時々通るたびに高くなっているのを眺めるのがたのしみだった、ビルの建築現場。

久しぶりに、夜に通りがかった。


すると暗がりにひときわ輝いていて、見違えるほどかっこいい!

ライトアップするためでなく、作業するためにつけられた光。


鉄骨むきだしの階段をかけおりる様子も見えて、びっくり。

作業の伝達事項か、地上にも声が届く。


工事夜景クルーズにもひかれるけれど、

街なかでこのような光景が見られるだけで

十分かもしれないと思った。



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